花粉症・アレルギ−性鼻炎
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鼻炎スプレ−を1日10回以上も使用している頑固な鼻づまり 病歴10年以上 |
鼻炎用の点鼻薬スプレ−が手放せず、仕事をしながらシュッシュッ、夜鼻づまりの息苦しさで目が覚めてまたシュッシュッ、と1日にひどいときには20回以上も点鼻薬を使用していたそうです。しかし鼻の通りが良くなるのはほんの一時でまた苦しくなり悪いと解っていても点鼻薬が手放せないという深刻なお悩み相談でした。 |
漢方では鼻炎の症状は上気道への負担をどうやって取り除くか?というとらえ方で治し方を考えます。この方のお悩みの原因は、鼻中腫れ、上気道から熱気を吹き上げているためで、これは皮膚の発散が悪いため顔面・上半身の一番陽気の盛んな場所に集中して熱気を吹き上げているためです。太陽系筋の首筋の凝りなどが辛いのもこのためです。 漢方のご相談をお受けし始めてからは出来るだけ点鼻薬の使用回数を減らすように努力もしていただきましたが、漢方と食養生の手当ての甲斐があって現在ではほとんど使わずに済むまでになりました。その間、3ヶ月くらいです |
漢方薬は半年・1年と長く服用しないと効き目が出ないと思い込んでいらっしゃる方が多いですが、河合薬局の漢方は違います その理由は、@貴方ご自身のお悩み症状を詳しくお尋ねし、貴方の症状を的確に捉えることが出来るから。 A症状の大本の体の原因を考えて貴方の体質を治すための漢方薬をお選びすることが出来るから B一度に長い期間をお渡しせずに10日間〜半月分づつの短い期間にして、再び様子を伺って修正しながらご指導するから・・・です。 生活習慣病などの慢性疾患や解決法がないといわれる難症はたくさんありますが、漢方の考え方・漢方の養生法という見方・考え方で、病症を見直してみると案外解決方法が見つかることが多いものです。ぜひご相談ください。 |
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黄緑色の鼻汁がのどへ流れ、鼻が臭う、時々起こる頭痛 病歴1年以上 |
1日に2〜3回鼻汁がのどへ流れ落ちるのが続いている、口から吐き出すと黄緑色の粘い鼻汁で気持ちが悪い。去年の夏はひどい頭痛が続いて辛かったというご相談でした。以前には掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の既往もあり、アレルギ−体質で蓄膿症気味の方でした。 |
ご本人の訴え | 体の要因 |
黄緑色の濃い鼻汁、鼻が臭う | 鼻中の熱、炎症、化膿 |
偏頭痛 | 副鼻腔炎による痛み |
現在までの経過
漢方薬を飲み始めてすぐ、のどに流れ落ちていた鼻汁が前に出てくるようになりました。それがしばらく続いた後、鼻汁は止まりまたのどに流れ落ちる状態に戻りましたが、色は薄くなり鼻汁の量もぐっと減り流れる感じがするだけという所まで改善されました。以前は寝込むほどの頭痛があったそうですが今では起こらなくなりました。ただ最近引いた風邪のせいで濃い後鼻漏がぶり返しました。風邪で急性の副鼻腔炎を起こしたのだと思います。これからの季節、風邪を引かないように注意すること、鼻の症状が治っても大本の原因の胃内停水を治して胃腸の働きを高める手当てを続けて、チョットやそっとでぶり返さない体質作りをご指導しています。 |
ご指導内容と食養生
鼻が塞がりやすいせいか、口が乾き水をよく飲むということでしたのでガブガブ飲みをしないよう、まず口をすすぎそれで乾きが治まる時は無理に飲まないようにお話ししました。皮膚の発散が悪く胃腸の働きも弱いので飲みすぎると胃内停水を起こし、ますます皮膚の発散が低下して鼻にそのしわ寄せが来てしまいますので。栄養スバイス『蘭香』を1日2回食後、漢方薬を飲むときにはハトムギエキス『三養茶』を濃く溶いて飲むようにお勧めしました。 甘草のうがいも効果的です。1日2〜3回洗面のときなどにうがいをして少し飲むようにすると炎症を鎮めたり風邪予防にもなります。これからの季節の必需品です。 |
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朝・晩と仕事場のホコリでムズムズ痒みとくしゃみ・鼻水 病歴10年 |
春先だけではなく、朝晩や仕事場のホコリっぽい部屋へ入るだけでムズムズし始めてクシャミ5〜6回鼻水がツ−ッ。もう10年以上も前からのお悩みだそうで、私のホ−ムペ−ジを見て遠方からわざわざ相談に来店された方です。何としてでも良くなって貰わなくちゃと気合を入れてご相談を受けました。 |
ご本人の訴え | 体の要因 |
鼻の中が乾く、鼻のムズムズ痒み | 熱気上昇、炎症 |
鼻が溜まって塞がる、薄い鼻水 | 皮膚の蒸泄不良 |
軟便・下痢しやすい | お腹の水の溜まりが多い |
腹鳴り、ガスが出易い | お腹の冷え |
具体的なご指導内容
お腹の水の溜まりが多くちょっとビ−ルなどの水物を摂り過ぎるとすぐ軟便・下痢になるのも悩みでした。お腹が冷えて胃腸の働きが悪く抱えきれずに下してしまうのが原因です。そのため皮膚の蒸泄力が低く発散不良で鼻から熱水蒸気を吹き上げている状態です。 まずムズムズ痒みとクシャミを治すため炎症を鎮める手当てと胃内停水を除き鼻水を止める手当てをお勧めしました。4週間くらい経つ頃には、朝・晩に鼻が少しムズムズするくらいで仕事に差し支えるほど辛かった症状はほぼ治まりました。第二段階は胃内停水を除き胃腸の働きを高める手当てと体作りの食養生で仕上げをしています。 |
体作りの食養生
食事の傾向は好き嫌いはありませんでしたが、とにかくお茶・コ−ヒ−・ビ−ルなどの飲物が多くお腹がジャブジャブ状態でした。水はたくさん飲んだ方が良いと思われていたようですが、胃腸の働きが低ければ飲んでもお腹に抱えるだけで血中に溶けて行かず何もなりません。飲物は量より質が大切で、お腹の水の溜まりを取り除くため小匙1杯の三養茶に天然海水塩「海の精」をひとつまみ入れて1日に2〜3回、飲む量は少しづつに。 お腹を温めて胃腸の働きを活発にするため食後に栄養スパイス「蘭香」を1日2回飲んでいただきました。 |
まとめ
クシャミ・鼻水、鼻のムズムズ痒みも大半の原因はお腹の中にあります。辛い症状を少しでも早く和らげることは大切ですが、ただ症状を抑えるだけの手当てで終わらせず、鼻炎の原因になっている皮膚の冷え、胃内停水を治してチョットやそっとでぶり返さない体作りをすることが大切です。ススキを刈って根を残すな! これも、漢方のすばらしさです (*^o^*) \(^o^)/ |
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スギ花粉症でくしゃみ連発、目のかゆみ、鼻水ポタポタ 病歴15年
中学生の頃から、花粉症で通院を繰り返している、Ig-Eが高い。31歳、男性。
毎年くしゃみ・鼻水・目のかゆみに悩まされる。特に辛いのが、くしゃみの連発と鼻水が垂れること。
鼻に栓をしておかないと鼻水がポタポタ垂れるくらいひどい時もある。
相談を受けた時にも立て続けにくしゃみ連発と下を向くと垂れてくる鼻水が辛そうだった
症状分類 | ご本人の訴え・症状 |
鼻づまり | 鼻汁で鼻が塞がる |
くしゃみ | くしゃみが出て鼻汁は薄い |
体質 | 暑がり |
大便 | 1日2回軟便、下利しやすい |
小便 | 5回〜7回 色は薄い |
食欲 | 重苦しい |
首・肩・額 | 背中の右が凝る |
その他の症状 | 風邪を引くとゼ−ゼ−する |
鼻炎アニメBのタイプで、1日2回軟便、下利でお腹の水を抜いている。
おなかの水の停滞が多く、発散する力が乏しく上気道(鼻)から集中して水蒸気を吹き出しているタイプ。
嗜好品をお尋ねしてみると冷たいビ−ルが大好き、のどに炎症がある為デスクの横に缶のお茶を
置いておき少しづつ飲む。1日に3缶。その他に紅茶やコ−ヒ-を合間に飲むとのこと。
徹底的に食養生をご指導しました。ビ−ルを止めて冷たい飲物は飲まないこと。がぶ飲みを止めること。
お茶代わりに三養茶を飲むようにし口をすすぐように、含むようにすこしづつ。
胃腸の働きを良くして体表からの発散力を高める為に、1日2回食後に蘭香を飲むこと。蘭香は11種類の香辛料がブレンド
されたマイルドなスパイスです。鼻水ポタポタの時に飲むと鼻水がス-ッと治まるほどの威力があります。
同様に山椒・生姜などの香辛料をたくさん食べるようにお奨めしました。
漢方薬は、皮膚の発散力を高め、鼻中の炎症を止めるものと胃腸の働きを整え小便で水の停滞を除く
漢方薬を2種類合わせてお勧めしました。途中鼻水が取れ鼻が詰まるなどの症状の変化に応じてくすりを変えて
初回の相談から4週間後の3月下旬にはすっかり良くなり漢方薬がなくても大丈夫だと、大変喜ばれました。