流産を予防する漢方薬について
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40歳です。1週間前に妊娠が分かりました。2年前稽留流産を経験しています。今回はぜひ元気な子供を生みたいと願っています。流産の予防のための漢方薬があれば教えてください。よろしくお願いいたします。 |
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流産の出血が始まった時に用いる漢方薬は、きゅう帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)があります。なかなか妊娠し難い場合は多嚢胞性卵巣症候群などホルモンの影響が真っ先に考えられていますがそれよりもっと大切な事は妊娠出来ても胎内で胎児が順調に発育できる環境が充分調っていいない為の自然の摂理と考えることが出来ます。
流産もそうしたことが原因で起る場合が多いのです。胎児が健康に発育する為には子宮内に充分な血流が保たれ胎児に栄養が運ばれることが条件で、これは授乳婦が約半年は生理が途絶えることでも判ります。この期間に若し妊娠すれば乳が出なくなり乳児を育てることが出来なくなりますし、また母体も次ぎの妊娠に備える為の体力づくりの期間だからで母体や胎児の為に自然の摂理が働くからです。流産防止には胎内の血流を妨げないようにすることが大切で漢方薬もこうした目的の薬が用いられますが流産防止の為に用いられる一般的な薬は当帰芍薬散、当帰散、白朮散などがあり、母体の体質に合わせて撰用されます。この他妊娠悪阻(おそ=つわり)に用いられる代表的な処方は乾姜人参半夏丸があります。流産防止には全体の体の状態を改善することが大切なのですが大まかには消化管の水分停滞が多く貧血傾向で手足が冷える場合は当帰芍薬散が一般的ですし、血虚血熱で上に熱が多く下が冷える場合には当帰散、をお考えになるとよいでしょう。正確に選定するのにはもう少し情報があるとよいのですが、予防ですから以上のことをお考えになられると良いと思います。念のためお腹を冷やす果物飲み物(暖かい飲み物でも時間がたてばお腹を冷やします)塩分控えめはよいのですが尿や汗で排泄した分は補充なさることが必要です |
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