橋本病に漢方 甲状腺の悩みは安心して相談できる東京町田河合薬局

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橋本病

甲状腺ホルモンが不足している状態を甲状腺機能低下症と言います。機能低下が続く甲状腺機能低下症になる原因の一つに慢性甲状腺炎の橋本病があります。30~60歳の女性が罹りやすいのが特徴で症状が軽い方を含めると成人女性の20~30人に一人くらいの割合で橋本病の患者がいると言われています。

橋本病は甲状腺の自己免疫疾患

橋本病は、甲状腺に対する自己抗体が原因の自己免疫疾患です。本来なら体を守ってくれるべき抗体が誤って働き甲状腺の細胞を攻撃してしまうのが橋本病の原因です。攻撃を受けた甲状腺細胞は破壊されてゆきます。
はじめは甲状腺ホルモンの数値に変化は現れません。しかし橋本病が進行するにつれて脳下垂体から甲状腺刺激ホルモンTSHをたくさんを出し、甲状腺ホルモンの分泌を促します。やがてTSHがいくら刺激しても甲状腺ホルモンが十分作れなくなりホルモンの不足が全身に及んで様々な症状が現れます。

橋本病の症状

代謝が低下して太りやすくなる、寒がりや皮膚が冷たくなる、胃腸の働きが低下して食欲低下、便秘、全身のむくみ、汗がかけず皮膚の乾燥、血液循環の低下で筋力の低下や足の攣りが起こりやすくなります。女性では月経過多、無排卵が起こることがあります。

うつ病と間違えやすい症状

甲状腺ホルモンの不足が脳の働きも低下させてしまいます。物忘れがひどくなる、思考力や集中力が低下する、話すスピードも遅くなり、気力が衰え、眠気を強く感じるようになります。これらの症状はうつ病にも現れるので誤って精神科を受診する場合もあります。代謝が低下している橋本病の方が安定剤を飲むと効き過ぎにより危険な場合もあります。

橋本病の漢方

大塚敬節先生の漢方診療医典では橋本病の身体的症状、精神的症状に分けて漢方治療解説が掲載されています。
河合薬局では大塚先生の例にならい、症状に応じた漢方薬でつらいお悩み症状の改善を目指します。また、お血と呼ぶ、血液の流れの滞りを治すことが治りを早め、再発を防ぐことにつながることをたびたび経験します。
さらに、橋本病の根本解決を目指すためには、自己抗体のTgAb(抗サイログロブリン抗体)やTPOAb(抗ペルオキシターゼ抗体)が正常値になって、安定することが大切です。そのために免疫を調えるものも併せてお勧めします。

橋本病と生活習慣

橋本病は免疫の乱れで甲状腺機能低下が続いている状態です。 甲状腺ホルモン不足で集中力、気力、意欲がなくなる、眠くてたまらない、ダラダラ過ごすことが多くなりますので、会社や家庭ではただの怠け者?と思って理解されないことも多いようです。そこで無理してしまう方も多いのですが、無理は止めましょう。無理すること、睡眠不足、ストレスが多いことで免疫の乱れがおこります。無理をしない、規則正しい睡眠、趣味や楽しいことを見つけてストレスを減らした生活を心がけましょう。
橋本病と食べ物
「昆布を食べると髪がツヤツヤになる、ダイエットになる」といわれて低カロリーのこんぶ、わかめ、海草類を多く食べている女性も多いでしょう。もちろん海草類はミネラルが多くて体に良い食材ですが、食べ過ぎもよくありません。特に海に囲まれている日本はヨードの摂取量が多いのです。ヨードの摂りすぎは甲状腺の機能が抑制されますのでほどほどにお召し上がりください。さらに甲状腺ホルモン不足は胃腸や内臓の働きを低下させますので、冷たい物の摂りすぎは特に注意が必要です。冷たいお茶、アイスクリーム、冷たいお酒などは胃腸が弱っている時にさらダメージが多くなり、体全体の機能低下が起こります。冬はもちろんのこと夏でも冷たい飲み物、食べ物は控えましょう。

橋本病の漢方 費用について

初回の予算は1万円~2万円位をお考え下さい。河合薬局 甲状腺相談の漢方は既製の箱入りではなく、あなたの症状や体質に漢方薬を合わせるオーダーメードの漢方薬です。
ご予算はお一人ずつ異なります。初回は1週間~2週間分漢方薬をお渡しし 飲み終えたのちに2回目の漢方相談を行なって必要に応じて内容を修正し、より早く悩み解決に近づくようご指導します。
1か月の費用の概略は2万円~3万円位をお考え下さい。
症状が改善されてくれば、漢方薬を飲む回数や量が減って来ますから、それに伴い費用も減って来ます。
甲状腺ホルモンの補充療法を行っている場合は、甲状腺ホルモン剤を飲みながら漢方の併用をお勧めします。

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